異なるコンピュータやデバイスで PowerPoint のプレゼンテーションを共有または提示する際に、一部のコンテンツが正しく表示されない場合があります。このような場合には、PowerPoint 文書を PDF に変換して文書の完全性を確保し、このような互換性の問題を回避することができます。この記事では、Spire.Presentation for C++ を使用して C++ で PowerPoint を PDF に変換する方法について説明します。
- C++ で PowerPoint を PDF に変換する
- C++ で特定の PowerPoint スライドを PDF に変換する
- C++ で PowerPoint を特定のページサイズの PDF に変換する
Spire.Presentation for C++ をインストールします
Spire.Presentation for C++ をアプリケーションに組み込むには、2つの方法があります。一つは NuGet 経由でインストールする方法、もう一つは当社のウェブサイトからパッケージをダウンロードし、ライブラリをプログラムにコピーする方法です。NuGet 経由のインストールの方が便利で、より推奨されます。詳しくは、以下のリンクからご覧いただけます。
Spire.Presentation for C++ を C++ アプリケーションに統合する方法
C++ で PowerPoint をPDF に変換する
Presentation->SaveToFile(LPCWSTR_S fileName, FileFormat::PDF) メソッドを使用すると、PowerPoint の各スライドを PDF ページに変換できます。以下は、PowerPoint プレゼンテーション全体を PDF に変換する手順です。
- Presentation オブジェクトを作成します。
- Presentation->LoadFromFile() メソッドを使用して PowerPoint プレゼンテーションを読み込みます。
- Presentation->SaveToFile(LPCWSTR_S fileName, FileFormat::PDF) メソッドを使用して PDF に保存します。
- C++
#include "Spire.Presentation.o.h"
using namespace std;
using namespace Spire::Presentation;
int main()
{
//入出力ファイルパスを指定する
std::wstring inputFile = L"sample.pptx";
std::wstring outputFile = L"PowerPointToPDF.pdf";
//Presentationオブジェクトを作成する
Presentation* ppt = new Presentation();
//ディスクからPowerPointプレゼンテーションをロードする
ppt->LoadFromFile(inputFile.c_str());
//文書をPDFとして保存する
ppt->SaveToFile(outputFile.c_str(), FileFormat::PDF);
ppt->Dispose();
}
C++ で特定の PowerPoint スライドを PDF に変換する
特定のスライドを PDF に変換するだけの場合は、Spire.Presentation for C++ によって提供される ISlide->SaveToFile(LPCWSTR_S fileName, FileFormat::PDF) メソッドを使用できます。以下は詳細な手順です。
- Presentation オブジェクトを作成します。
- Presentation->LoadFromFile() メソッドを使用して PowerPoint プレゼンテーションを読み込みます。
- Presentation->GetSlides()->GetItem(slideIndex) メソッドを使用して、インデックスによって指定されたスライドを取得します。
- ISlide->SaveToFile(LPCWSTR_S fileName, FileFormat::PDF) メソッドを使用して、スライドを PDF に保存します。
- C++
#include "Spire.Presentation.o.h"
using namespace std;
using namespace Spire::Presentation;
int main()
{
//入出力ファイルパスを指定する
std::wstring inputFile = L"sample.pptx";
std::wstring outputFile = L"SlideToPDF.pdf";
//Presentationオブジェクトを作成する
Presentation* ppt = new Presentation();
//ディスクからPowerPointプレゼンテーションをロードする
ppt->LoadFromFile(inputFile.c_str());
//2枚目のスライドを取得する
intrusive_ptr<ISlide> slide = ppt->GetSlides()->GetItem(1);
//そのスライドをPDFとして保存する
slide->SaveToFile(outputFile.c_str(), FileFormat::PDF);
ppt->Dispose();
}
C++ で PowerPoint を特定のページサイズの PDF に変換する
Spire.Presentation for C++ では、PowerPoint を PDF に変換する前に、スライドのサイズと向きを設定することもできます。以下は、PowerPoint を特定のページサイズ(A4 サイズ は 10.83x7.05 インチです)の PDF に変換する手順です。
- Presentation オブジェクトを作成します。
- Presentation->LoadFromFile() メソッドを使用して PowerPoint プレゼンテーションを読み込みます。
- Presentation->GetSlideSize()->SetType() メソッドを使用して、PowerPoint スライドの サイズを設定します。
- Presentation->GetSlideSize()->SetOrientation() メソッドを使用して、PowerPoint スライドの向きを設定します。
- Presentation->SaveToFile(LPCWSTR_S fileName, FileFormat::PDF) メソッドを使用して、文書を PDF に保存します。
- C++
#include "Spire.Presentation.o.h"
using namespace std;
using namespace Spire::Presentation;
int main()
{
//入出力ファイルパスを指定する
std::wstring inputFile = L"sample.pptx";
std::wstring outputFile = L"ToPdfWithSpecificPageSize.pdf";
//Presentationオブジェクトを作成する
Presentation* ppt = new Presentation();
//ディスクからPowerPointプレゼンテーションをロードする
ppt->LoadFromFile(inputFile.c_str());
//スライドのサイズをA 4に設定
ppt->GetSlideSize()->SetType(SlideSizeType::A4);
//スライドの向きを横に設定する
ppt->GetSlideSize()->SetOrientation(SlideOrienation::Landscape);
//文書をPDFとして保存する
ppt->SaveToFile(outputFile.c_str(), FileFormat::PDF);
ppt->Dispose();
}
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