ドキュメントの作成プロセスでは、レイアウト要件を満たし、論理的な構造を確立するために、ドキュメントのコンテンツを分割する必要があることがよくあります。セクション区切りやページ区切りの挿入は、コンテンツを分割する最も一般的な方法であり、ページやセクションの分割を柔軟に制御することができます。さらに、改ページや改セクションは、ドキュメントの各部分に独自の書式やスタイルを作成する際にも非常に便利です。この記事では、Spire.Doc for Java を使用して、Java プログラムを通じて Word ドキュメントにページ区切りやセクション区切りを挿入する方法を紹介します。
Spire.Doc for Java をインストールします
まず、Spire. Doc for Java を Java プロジェクトに追加する必要があります。JAR ファイルは、このリンクからダウンロードできます。Maven を使用する場合は、次のコードをプロジェクトの pom.xml ファイルに追加する必要があります。
<repositories>
<repository>
<id>com.e-iceblue</id>
<name>e-iceblue</name>
<url> https://repo.e-iceblue.com/nexus/content/groups/public/</url>
</repository>
</repositories>
<dependencies>
<dependency>
<groupId>e-iceblue</groupId>
<artifactId>spire.doc</artifactId>
<version>11.8.1</version>
</dependency>
</dependencies>
Word ドキュメントにページ区切りを挿入する
Spire.Doc for Java には、段落の最後に改ページを挿入するための Paragraph.appendBreak(BreakType.PageBreak) メソッドがあります。 その手順は次のとおりです。
- Document クラスのオブジェクトを作成します。
- Document.loadFromFile() メソッドを使用して、Word ドキュメントを読み込みます。
- Document.getSections().get() メソッドを使用して、ドキュメントの最初のセクションを取得します。
- Section.getParagraphs().get() メソッドを使用して、セクションの 8 番目の段落を取得します。
- Paragraph.appendBreak(BreakType.PageBreak) メソッドを使用して、段落の最後に改ページを追加します。
- Document.saveToFile() メソッドを使用してドキュメントを保存します。
- Java
import com.spire.doc.Document;
import com.spire.doc.FileFormat;
import com.spire.doc.Section;
import com.spire.doc.documents.BreakType;
import com.spire.doc.documents.Paragraph;
public class InsertPageBreak {
public static void main(String[] args) {
//Documentクラスのオブジェクトを作成する
Document doc = new Document();
//Word文書を読み込む
doc.loadFromFile("サンプル.docx");
//最初のセクションを取得する
Section section = doc.getSections().get(0);
//セクション内の8番目の段落を取得する
Paragraph paragraph = section.getParagraphs().get(7);
//段落の末尾にページ区切りを追加する
paragraph.appendBreak(BreakType.Page_Break);
//文書を保存する
doc.saveToFile("ページ区切り.docx", FileFormat.Auto);
}
}
Word ドキュメントにセクション区切りを挿入する
セクション区切りを挿入するには、Paragraph.insertSectionBreak(SectionBreakType) メソッドが必要です。次の表は、セクション区切りの種類と、それに対応する列挙型と説明の一覧です。
セクション区切り | 列挙型 | 説明 |
次のページから開始 | SectionBreakType.New_Page | 次のページで新しいセクションを開始する。 |
現在の位置から開始 | SectionBreakType.No_Break | 同じページで新しいセクションを開始する。 |
奇数ページから開始 | SectionBreakType.Odd_Page | 次の偶数ページに新しいセクションを開始する。 |
偶数ページから開始 | SectionBreakType.Even_Page | 次の奇数ページに新しいセクションを開始する。 |
次の段から開始 | SectionBreakType.New_Column | 次の段で新しいセクションを開始する(段分割が有効になっている必要があります)。 |
セクション区切りを挿入する詳しい手順は以下の通りです。
- Document クラスのオブジェクトを作成し ます。
- Document.loadFromFile() メソッドを使用して Word ドキュメントを読み込みます。
- Document.getSections().get() メソッドを使用して、ドキュメントの最初のセクションを取得します。
- Section.getParagraphs().get() メソッドを使用して、セクションの 4 番目の段落を取得します。
- Paragraph.insertSectionBreak(SectionBreakType) メソッドを使用して、段落の最後にセクション区切りを追加します。
- Document.saveToFile() メソッドを使用して、ドキュメントを保存します。
- Java
import com.spire.doc.Document;
import com.spire.doc.FileFormat;
import com.spire.doc.Section;
import com.spire.doc.documents.Paragraph;
import com.spire.doc.documents.SectionBreakType;
public class InsertSectionBreak {
public static void main(String[] args) {
// Documentクラスのオブジェクトを作成する
Document doc = new Document();
// Word文書を読み込む
doc.loadFromFile("サンプル.docx");
// 最初のセクションを取得する
Section section = doc.getSections().get(0);
// セクション内の4番目の段落を取得する
Paragraph paragraph = section.getParagraphs().get(3);
// セクション区切りを挿入する
paragraph.insertSectionBreak(SectionBreakType.No_Break);
// 文書を保存する
doc.saveToFile("セクション区切り.docx", FileFormat.Auto);
}
}
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