余白とは、Word ドキュメントにおいて、ページの主要なコンテンツとページの端との間にあるスペースのことです。 Word ドキュメントを作成する際、通常、テキストや画像などのコンテンツは余白の内側に挿入する必要があり、ヘッダーやフッターのコンテンツは余白の中に配置することができる。 Microsoft Word では、余白のデフォルト値は1インチですが、ユーザーが必要に応じて余白を設定することも可能です。 この記事では、Spire.Doc for Java を使用して Word ドキュメントにの余白を設定する方法について説明します。
Spire.Doc for Java をインストールします
まず、Spire.Doc for Java を Java プロジェクトに追加する必要があります。JAR ファイルは、このリンクからダウンロードできます。Maven を使用する場合は、次のコードをプロジェクトの pom.xml ファイルに追加する必要があります。
<repositories>
<repository>
<id>com.e-iceblue</id>
<name>e-iceblue</name>
<url>https://repo.e-iceblue.com/nexus/content/groups/public/</url>
</repository>
</repositories>
<dependencies>
<dependency>
<groupId>e-iceblue</groupId>
<artifactId>spire.doc</artifactId>
<version>10.12.2</version>
</dependency>
</dependencies>Word ドキュメントの余白を設定する
Spire.Doc for Java に含まれる MarginsF クラスは、ページのマージン設定を表します。Section.getPageSetup().getMargins() メソッドでページのマージン設定を取得し、MarginsF クラス以下のメソッドで上下左右のマージンを設定することが可能です。 詳しい手順は以下の通りです。
- Document のオブジェクトを作成します。
- Document.loadFromFile() メソッドを使用して Word ドキュメントを読み込みます。
- Document.getSections().get() メソッドを使用して、ドキュメントの最初のセクションを取得します。
- Section.getPageSetup().getMargins() メソッドを使用して、最初のセクションの余白を取得します。
- MarginsF.setTop()、MarginsF.setBottom()、MarginsF.setLeft()、MarginsF.setRight() メソッドを使用して、上下左右の余白を設定します。
- Document.saveToFile() メソッドを使用して、ドキュメントを保存します。
- Java
import com.spire.doc.Document;
import com.spire.doc.FileFormat;
import com.spire.doc.Section;
import com.spire.doc.documents.MarginsF;
public class setPageMargins {
public static void main(String []args){
//Documentのオブジェクトを作成する
Document document = new Document();
//Wordドキュメントを読み込む
document.loadFromFile("生まれてこのように.docx");
//ドキュメントの最初のセクションを取得する
Section section = document.getSections().get(0);
//最初のセクションの余白を取得する
MarginsF pageMargin = section.getPageSetup().getMargins();
//最初のセクションの上下左右の余白を設定する
pageMargin.setTop(17.9f);
pageMargin.setBottom(17.9f);
pageMargin.setLeft(17.9f);
pageMargin.setRight(17.9f);
//ドキュメントを保存する
document.saveToFile("余白の設定.docx", FileFormat.Docx_2013);
}
}
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