PowerPoint プレゼンテーションを画像に変換すると、様々なメリットがあります。例えば、PowerPoint ソフトウェアにアクセスできない他の人とコンテンツを共有することが容易になります。また、元のプレゼンテーションの書式が保持されるため、コンテンツが意図通りに表示されます。さらに、コンテンツが他者によって編集や変更されることを防止できます。この記事では、Spire.Presentation for C++ を使用して C++ で PowerPoint を画像(JPG, PNG, SVG)に変換する方法について説明します。
Spire.Presentation for C++ をインストールします
Spire.Presentation for C++ をアプリケーションに組み込むには、2つの方法があります。一つは NuGet 経由でインストールする方法、もう一つは当社のウェブサイトからパッケージをダウンロードし、ライブラリをプログラムにコピーする方法です。NuGet 経由のインストールの方が便利で、より推奨されます。詳しくは、以下のリンクからご覧いただけます。
Spire.Presentation for C++ を C++ アプリケーションに統合する方法
PowerPoint を JPG または PNG に変換する
Spire.Presentation for C++ には、PowerPoint プレゼンテーションのスライドを JPG または PNG 画像に変換できる ISlide->SaveAsImage() メソッドが用意されています。詳細な手順は次のとおりです。
- Presentation クラスのインスタンスを初期化します。
- Presentation->LoadFromFile() メソッドを使用して PowerPoint プレゼンテーションをロードします。
- Presentation->GetSlides() メソッドを使用して、プレゼンテーションのスライドコレクションにアクセスします。
- コレクション内のスライドをループします。
- ISlide->SaveAsImage() メソッドを使用して、各スライドを画像ストリームに保存します。
- Stream->Save() メソッドを使用して、画像ストリームを JPG または PNG ファイルに保存します。
- C++
#include "Spire.Presentation.o.h"
using namespace Spire::Presentation;
using namespace std;
int main()
{
//Presentationクラスのインスタンスを初期化する
Presentation* ppt = new Presentation();
//PowerPointプレゼンテーションをロードする
ppt->LoadFromFile(L"Sample.pptx");
//プレゼンテーションのスライドコレクションを取得する
SlideCollection* slides = ppt->GetSlides();
//コレクション内のスライドをループする
for (int i = 0; i < slides->GetCount(); i++)
{
ISlide* slide = slides->GetItem(i);
//各スライドをPNG ファイルに保存する
Stream* image = slide->SaveAsImage();
image->Save(( L"Images\\ToImage_img_" + to_wstring(i) + L".png").c_str());
}
ppt->Dispose();
delete ppt;
}
PowerPoint を特定サイズの JPG または PNG に変換する
ISlide->SaveAsImage(int width, int height) メソッドを使用して、PowerPoint プレゼンテーションのスライドを特定のサイズの JPG または PNG 画像に変換できます。詳細な手順は次のとおりです。
- Presentation クラスのインスタンスを初期化します。
- Presentation->LoadFromFile() メソッドを使用して PowerPoint プレゼンテーションをロードします。
- Presentation->GetSlides() メソッドを使用してプレゼンテーションのスライドコレクションにアクセスします。
- コレクション内のスライドをループします。
- ISlide->SaveAsImage(int width, int height) メソッドを使用して、各スライドを画像ストリームに保存します。
- Stream->Save() メソッドを使用して、画像ストリームを JPG または PNG ファイルに保存します。
- C++
#include "Spire.Presentation.o.h"
using namespace Spire::Presentation;
using namespace std;
int main()
{
//Presentationクラスのインスタンスを初期化する
Presentation* ppt = new Presentation();
//PowerPointプレゼンテーションをロードする
ppt->LoadFromFile(L"Sample.pptx");
//プレゼンテーションのスライドコレクションを取得する
SlideCollection* slides = ppt->GetSlides();
//コレクション内のスライドをループする
for (int i = 0; i < slides->GetCount(); i++)
{
ISlide* slide = slides->GetItem(i);
//各スライドを600 x 400ピクセルのPNG画像として保存する
Stream* image = slide->SaveAsImage(600, 400);
image->Save(( L"ImagesWithSpecificSize\\ToImage_img_" + to_wstring(i) + L".png").c_str());
}
ppt->Dispose();
delete ppt;
}
PowerPoint を SVG に変換する
ISlide->SaveToSVG() メソッドを使用して、PowerPoint プレゼンテーションのスライドを SVG 画像に変換することができます。詳細な手順は次のとおりです。
- Presentation クラスのインスタンスを初期化します。
- Presentation->LoadFromFile() メソッドを使用して PowerPoint プレゼンテーションをロードします。
- Presentation->GetSlides() メソッドを使用してプレゼンテーションのスライドコレクションにアクセスします。
- コレクション内のスライドをループします。
- ISlide->SaveToSVG() メソッドを使用して、各スライドを SVG ストリームに保存します。
- Stream->Save() メソッドを使用して SVG ストリームを SVG ファイルに保存します。
- C++
#include "Spire.Presentation.o.h"
using namespace Spire::Presentation;
using namespace std;
int main()
{
//Presentationクラスのインスタンスを初期化する
Presentation* ppt = new Presentation();
//PowerPointプレゼンテーションをロードする
ppt->LoadFromFile(L"Sample.pptx");
//プレゼンテーションのスライドコレクションを取得する
SlideCollection* slides = ppt->GetSlides();
//PowerPointをSVGに変換する際にノートを残すかどうかを設定する
ppt->SetIsNoteRetained(true);
//コレクション内のスライドをループする
for (int i = 0; i < slides->GetCount(); i++)
{
ISlide* slide = slides->GetItem(i);
//各スライドをSVG画像として保存する
Stream* svg = slide->SaveToSVG();
svg->Save((L"SvgImages\\ToSVG-" + to_wstring(i) + L".svg").c_str());
}
ppt->Dispose();
delete ppt;
}
一時ライセンスを申請する
結果ドキュメントから評価メッセージを削除したい場合、または機能制限を取り除く場合は、についてこのメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。にお問い合わせ、30 日間有効な一時ライセンスを取得してください。