デフォルトでは、PowerPoint プレゼンテーションにアクセスできる人は誰でも開いて編集できます。 PowerPoint プレゼンテーションが不正に表示されたり変更されたりするのを防ぎたい場合は、パスワードで保護できます。 パスワード保護を追加するだけでなく、編集を妨げるために文書を最終としてマークするなど、文書を保護する他の方法を選択することもできます。 ドキュメントを公開したい場合は、いつでも保護を解除できます。この記事では、Spire.Presentation for .NET を使用して C# で PowerPoint プレゼンテーションを保護または保護解除する方法を示します。
- PowerPoint プレゼンテーションをパスワードで保護する
- PowerPoint プレゼンテーションを最終版としてマークする
- PowerPoint プレゼンテーションからパスワード保護を削除する
- PowerPoint プレゼンテーションから最終オプションとしてマークを削除する
Spire.Presentation for .NET をインストールします
まず、Spire.Presentation for .NET パッケージに含まれている DLL ファイルを .NET プロジェクトの参照として追加する必要があります。DLL ファイルは、このリンクからダウンロードするか、NuGet を介してインストールできます。
PM> Install-Package Spire.Presentation
PowerPoint プレゼンテーションをパスワードで保護する
PowerPoint をパスワードで保護すると、正しいパスワードを持つユーザーだけがドキュメントを表示および編集できるようになります。 以下に詳細な手順を示します。
- Presentation クラスのインスタンスを初期化します。
- Presentation.LoadFromFile() メソッドを使用して PowerPoint ドキュメントをロードします。
- Presentation.Encrypt() メソッドを使用して、ドキュメントをパスワードで暗号化します。
- Presentation.SaveToFile() メソッドを使用して結果ドキュメントを保存します。
- C#
using Spire.Presentation;
namespace ProtectPPTWithPassword
{
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
//Presentationインスタンスを作成する
Presentation presentation = new Presentation();
//PowerPoint ドキュメントをロードする
presentation.LoadFromFile(@"Sample.pptx");
//ドキュメントをパスワードで暗号化する
presentation.Encrypt("your password");
//結果ドキュメントを保存する
presentation.SaveToFile("Encrypted.pptx", FileFormat.Pptx2013);
}
}
}
PowerPoint プレゼンテーションを最終版としてマークする
PowerPoint ドキュメントを最終版としてマークすると、ドキュメントが最終バージョンであり、それ以上編集する必要がないことを読者に知らせることができます。以下に詳細な手順を示します。
- Presentation クラスのインスタンスを初期化します。
- Presentation.LoadFromFile() メソッドを使用して PowerPoint ドキュメントをロードします。
- Presentation.DocumentProperty[] プロパティを使用して、ドキュメントを最終版としてマークします。
- Presentation.SaveToFile() メソッドを使用して結果ドキュメントを保存します。
- C#
using Spire.Presentation;
namespace MarkPPTAsFinal
{
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
//Presentationインスタンスを作成する
Presentation ppt = new Presentation();
//PowerPoint ドキュメントをロードする
ppt.LoadFromFile(@"Sample.pptx");
//ドキュメントを最終版としてマークする
ppt.DocumentProperty["_MarkAsFinal"] = true;
//結果ドキュメントを保存する
ppt.SaveToFile("MarkAsFinal.pptx", FileFormat.Pptx2013);
}
}
}
PowerPoint プレゼンテーションからパスワード保護を削除する
文書の保護が不要になった場合は、パスワードを削除して保護を解除することもできます。以下に詳細な手順を示します。
- Presentation クラスのインスタンスを初期化します。
- Presentation.LoadFromFile() メソッドを使用して PowerPoint ドキュメントをロードします。
- Presentation.RemoveEncryption() メソッドを使用して、ドキュメントからパスワード保護を削除します。
- Presentation.SaveToFile() メソッドを使用して結果ドキュメントを保存します。
- C#
using Spire.Presentation;
namespace RemovePasswordProtectionFromPPT
{
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
//Presentationインスタンスを作成する
Presentation presentation = new Presentation();
//パスワードで保護された PowerPoint ドキュメントをロードする
presentation.LoadFromFile(@"Encrypted.pptx", "your password");
//ドキュメントからパスワード保護を削除する
presentation.RemoveEncryption();
//結果ドキュメントを保存する
presentation.SaveToFile("RemoveProtection.pptx", FileFormat.Pptx2013);
}
}
}
PowerPoint プレゼンテーションから最終オプションとしてマークを削除する
「最終版にする」機能は、PowerPoint ドキュメントを読み取り専用にして、それ以上の変更を防止します。 ドキュメントを再度変更したい場合は、ドキュメントから「最終版にする」機能を削除できます。以下に詳細な手順を示します。
- Presentation クラスのインスタンスを初期化します。
- Presentation.LoadFromFile() メソッドを使用して PowerPoint ドキュメントをロードします。
- Presentation.DocumentProperty[] プロパティを使用して、ドキュメントから「最終版にする」機能を削除します。
- Presentation.SaveToFile() メソッドを使用して結果ドキュメントを保存します。
- C#
using Spire.Presentation;
namespace RemoveMarkAsFinalFromPPT
{
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
//Presentationインスタンスを作成する
Presentation ppt = new Presentation();
//PowerPoint ドキュメントをロードする
ppt.LoadFromFile(@"MarkAsFinal.pptx");
//ドキュメントから「最終版にする」機能を削除する
ppt.DocumentProperty["_MarkAsFinal"] = false;
//結果ドキュメントを保存する
ppt.SaveToFile("RemoveMarkAsFinal.pptx", FileFormat.Pptx2013);
}
}
}
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