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2025-01-10

C#:Excel でピボットグラフを作成する方法

ピボットグラフは、ピボットテーブルを視覚的に表現したグラフです。ピボットテーブルはデータを要約し、分析のために操作することができますが、ピボットグラフはその要約データを視覚的に表現します。ピボットテーブルのデータが変更されると、ピボットグラフも簡単に更新できるため、レポート作成やデータ分析において欠かせないツールです。本記事では、C# で Spire.XLS for .NET を使用して Excel でピボットグラフを作成する方法を説明します。

Spire.XLS for .NET をインストールします

まず、Spire.XLS for .NET パッケージに含まれている DLL ファイルを .NET プロジェクトの参照として追加する必要があります。DLL ファイルは、このリンクからダウンロードするか、NuGet を介してインストールできます。

PM> Install-Package Spire.XLS

C# で Excel にピボットグラフを作成する

Spire.XLS for .NET を使用すると、既存のピボットテーブルからピボットグラフを簡単に作成できます。Worksheet.Charts.Add(ExcelChartType pivotChartType, IPivotTable pivotTable) メソッドを使った手順は以下の通りです。

  • Workbook クラスのオブジェクトを作成します。
  • Workbook.LoadFromFile() メソッドを使用して Excel ファイルを読み込みます。
  • Workbook.Worksheets[index] プロパティを使用して、特定のワークシートを取得します。
  • Worksheet.PivotTables[index] プロパティを使用して、ワークシート内の特定のピボットテーブルを取得します。
  • Worksheet.Charts.Add(ExcelChartType pivotChartType, IPivotTable pivotTable) メソッドを使用して、ピボットテーブルを基にしたピボットグラフをワークシートに追加します。
  • ピボットグラフの位置とタイトルを設定します。
  • Workbook.SaveToFile() メソッドを使用してブックを保存します。
  • C#
using Spire.Xls;
using Spire.Xls.Core;

namespace CreatePivotChart
{
    internal class Program
    {
        static void Main(string[] args)
        {
            // Workbookオブジェクトを作成
            Workbook workbook = new Workbook();

            // Excelファイルを読み込む
            workbook.LoadFromFile("Sample.xlsx");

            // ワークシートを取得
            Worksheet sheet = workbook.Worksheets[1];

            // ワークシート内の最初のピボットテーブルを取得
            IPivotTable pivotTable = sheet.PivotTables[0];

            // ピボットテーブルに基づいて集合縦棒グラフを作成
            Chart pivotChart = sheet.Charts.Add(ExcelChartType.ColumnClustered, pivotTable);

            // グラフの位置を設定
            pivotChart.TopRow = 3;
            pivotChart.LeftColumn = 7;
            pivotChart.RightColumn = 15;
            pivotChart.BottomRow = 20;

            // グラフのタイトルを空に設定
            pivotChart.ChartTitle = "";

            // 結果のファイルを保存
            workbook.SaveToFile("Excelでピボットグラフを作成.xlsx", ExcelVersion.Version2013);
            workbook.Dispose();
        }
    }
}

Create Excel Pivot Chart with C# Result

ピボットグラフのフィールドボタンを表示・非表示にする

Spire.XLS for .NET を使用すれば、ピボットグラフの外観をカスタマイズするために、さまざまな種類のフィールドボタンを簡単に表示または非表示にできます。制御できるフィールドボタンは以下の通りです。

  • すべてのフィールドボタン
  • レポートフィルターフィールドボタン
  • 凡例フィールドボタン
  • 軸フィールドボタン
  • 値フィールドボタン

手順は以下の通りです。

  • Workbook クラスのオブジェクトを作成します。
  • Workbook.LoadFromFile() メソッドを使用して Excel ファイルを読み込みます。
  • Workbook.Worksheets[index] プロパティを使用して、特定のワークシートを取得します。
  • Worksheet.PivotTables[index] プロパティを使用して、ワークシート内の特定のピボットテーブルを取得します。
  • Worksheet.Charts.Add(ExcelChartType pivotChartType, IPivotTable pivotTable) メソッドを使用して、ピボットテーブルを基にしたピボットグラフをワークシートに追加します。
  • ピボットグラフの位置とタイトルを設定します。
  • Chart.DisplayAxisFieldButtons および Chart.DisplayValueFieldButtons プロパティを使用して、軸フィールドボタンや値フィールドボタンなど特定のフィールドボタンを非表示にします。
  • Workbook.SaveToFile() メソッドを使用してブックを保存します。
  • C#
using Spire.Xls;
using Spire.Xls.Core;

namespace ShowOrHideFieldButtons
{
    internal class Program
    {
        static void Main(string[] args)
        {
            // Workbookオブジェクトを作成
            Workbook workbook = new Workbook();

            // Excelファイルを読み込む
            workbook.LoadFromFile("Sample.xlsx");

            // ワークシートを取得
            Worksheet sheet = workbook.Worksheets[1];

            // ワークシート内の最初のピボットテーブルを取得
            IPivotTable pivotTable = sheet.PivotTables[0];

            // ピボットテーブルに基づいて集合縦棒グラフを作成
            Chart pivotChart = sheet.Charts.Add(ExcelChartType.ColumnClustered, pivotTable);

            // グラフの位置を設定
            pivotChart.TopRow = 3;
            pivotChart.LeftColumn = 7;
            pivotChart.RightColumn = 15;
            pivotChart.BottomRow = 20;

            // グラフのタイトルを空に設定
            pivotChart.ChartTitle = "";

            // 特定のフィールドボタンを非表示に設定
            pivotChart.DisplayAxisFieldButtons = false; // 軸フィールドボタンを非表示
            pivotChart.DisplayValueFieldButtons = false; // 値フィールドボタンを非表示
            pivotChart.DisplayLegendFieldButtons = false; // 凡例フィールドボタンを非表示
            // pivotChart.ShowReportFilterFieldButtons = false; // レポートフィルターフィールドボタンを非表示
            // pivotChart.DisplayEntireFieldButtons = false; // すべてのフィールドボタンを非表示

            // 結果のファイルを保存
            workbook.SaveToFile("Excelのフィールドボタンを隠す.xlsx", ExcelVersion.Version2013);
            workbook.Dispose();
        }
    }
}

Hide Excel Pivot Chart Field Buttons with Spire.XLS

C# でピボットグラフの系列をフォーマットする

Spire.XLS for .NET を使用してピボットテーブルから Excel でピボットグラフを作成する際、グラフの系列は自動生成されません。そのため、系列を手動で追加し、希望する形式にフォーマットする必要があります。手順は以下の通りです。

  • Workbook クラスのオブジェクトを作成します。
  • Workbook.LoadFromFile() メソッドを使用して Excel ファイルを読み込みます。
  • Workbook.Worksheets[index] プロパティを使用して、特定のワークシートを取得します。
  • Worksheet.PivotTables[index] プロパティを使用して、ワークシート内の特定のピボットテーブルを取得します。
  • Worksheet.Charts.Add(ExcelChartType pivotChartType, IPivotTable pivotTable) メソッドを使用して、ピボットテーブルを基にしたピボットグラフをワークシートに追加します。
  • ピボットグラフの位置とタイトルを設定します。
  • Chart.Series.Add() メソッドを使用して系列をグラフに追加し、その系列に希望のフォーマットを適用します。
  • Workbook.SaveToFile() メソッドを使用してブックを保存します。
  • C#
using Spire.Xls;
using Spire.Xls.Charts;
using Spire.Xls.Core;

namespace FormatChartSeries
{
    internal class Program
    {
        static void Main(string[] args)
        {
            // Workbookオブジェクトを作成
            Workbook workbook = new Workbook();

            // Excelファイルを読み込む
            workbook.LoadFromFile("Sample.xlsx");

            // ワークシートを取得
            Worksheet sheet = workbook.Worksheets[1];

            // ワークシート内の最初のピボットテーブルを取得
            IPivotTable pivotTable = sheet.PivotTables[0];

            // ピボットテーブルに基づいて集合縦棒グラフを作成
            Chart pivotChart = sheet.Charts.Add(ExcelChartType.ColumnClustered, pivotTable);

            // グラフの位置を設定
            pivotChart.TopRow = 3;
            pivotChart.LeftColumn = 7;
            pivotChart.RightColumn = 15;
            pivotChart.BottomRow = 20;

            // グラフのタイトルを空に設定
            pivotChart.ChartTitle = "";

            // グラフ系列を追加
            ChartSerie series = pivotChart.Series.Add(ExcelChartType.ColumnClustered);

            // 棒の幅を設定
            series.GetCommonSerieFormat().GapWidth = 10;

            // 棒の重なりを設定(以下の行を有効化することで設定可能)
            // series.GetCommonSerieFormat().Overlap = 100;

            // 結果のファイルを保存
            workbook.SaveToFile("Excelのグラフシリーズの書式設定.xlsx", ExcelVersion.Version2013);
            workbook.Dispose();
        }
    }
}

Format Excel Pivot Chart with .NET Result

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