特定のニーズや好みに合うように、Word 文書のページサイズを調整する必要がある場合があります。たとえば、パンフレットやチラシのような小さな用紙サイズに印刷する文書を作成する場合、印刷時の切り抜きや拡大縮小の問題を避けるために、文書のページサイズを小さくしたいと思うかもしれません。この記事では、Spire.Doc for .NET を使用して、C# で Word 文書のページサイズを調整する方法を説明します。
Spire.Doc for .NET をインストールします
まず、Spire.Doc for .NET パッケージに含まれている DLL ファイルを .NET プロジェクトの参照として追加する必要があります。DLL ファイルは、このリンクからダウンロードするか、NuGet を介してインストールできます。
PM> Install-Package Spire.Doc
C# で Word 文書のページサイズを標準サイズに調整する
Spire.Doc for .NET を使用すると、Word 文書のページサイズを A3、A4、A5、A6、B4、B5、B6、Letter、Legal、Tabloid などのさまざまな標準ページサイズに簡単に調整できます。以下の手順では、Spire.Doc for .NET を使用して Word 文書のページサイズを標準ページサイズに変更する方法を説明します。
- Document クラスのインスタンスを初期化します。
- Document.LoadFromFile() メソッドを使用して Word 文書をロードします。
- 文書内のセクションをループ処理します。
- Section.PageSetup.PageSize プロパティの値を PageSize 列挙型の定数値に設定して、各セクションのページサイズを標準のサイズに調整します。
- Document.SaveToFile() メソッドを使用して結果ドキュメントを保存します。
- C#
using Spire.Doc;
using Spire.Doc.Documents;
namespace ChangePageSizeToStandardSize
{
internal class Program
{
static void Main(string[] args)
{
//Document クラスのインスタンスを初期化します
Document doc = new Document();
//Word ドキュメントをロードします
doc.LoadFromFile("サンプル.docx");
//文書内のセクションをループする
foreach (Section section in doc.Sections)
{
//各セクションのページサイズをA4に変更する
section.PageSetup.PageSize = PageSize.A4;
}
//結果のドキュメントを保存します
doc.SaveToFile("output/標準サイズ.docx", FileFormat.Docx2016);
}
}
}
C# で Word 文書のページサイズをカスタムサイズに調整する
標準の用紙サイズに一致しない寸法の用紙に文書を印刷する予定がある場合、文書のページサイズを用紙の寸法に正確に一致するカスタム ページ サイズに変更できます。以下の手順では、Spire.Doc for .NET を使用して Word 文書のページサイズをカスタムページサイズに変更する方法を説明します。
- Document クラスのインスタンスを初期化します。
- Document.LoadFromFile() メソッドを使用して Word ドキュメントをロードします。
- 指定された寸法から SizeF 構造体のインスタンスを初期化します。
- 文書内のセクションをループ処理します。
- Section.PageSetup.PageSize プロパティに SizeF インスタンスを代入して、各セクションのページサイズを指定された寸法に調整します。
- Document.SaveToFile() メソッドを使用して、結果のドキュメントを保存します。
- C#
using Spire.Doc;
using System.Drawing;
namespace ChangePageSizeToStandardSize
{
internal class Program1
{
static void Main(string[] args)
{
//Document クラスのインスタンスを初期化します
Document doc = new Document();
//Word ドキュメントをロードします
doc.LoadFromFile("サンプル.docx");
//指定された寸法から SizeF 構造体のインスタンスを初期化します
SizeF customSize = new SizeF(600, 800);
//文書内のセクションをループする
foreach (Section section in doc.Sections)
{
//各セクションのページサイズを指定された寸法に変更します
section.PageSetup.PageSize = customSize;
}
//結果のドキュメントを保存します
doc.SaveToFile("output/カスタム サイズ.docx", FileFormat.Docx2016);
}
}
}
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