ドキュメントのプロパティは、タイトル、サブジェクト、作成者、管理者、会社名、分類、キーワード (タグとも呼ばれる)、コメントなど、ドキュメントと内容に関する一連の情報です。この情報はドキュメントには表示されませんが、ドキュメントを検索、ソート、選別するのに役立ちます。この記事では、Spire.Doc for Java を使用して Word にドキュメントのプロパティを追加する方法を示します。
Spire.Doc for Java をインストールします
まず、Spire.Doc for Java を Java プロジェクトに追加する必要があります。JAR ファイルは、このリンクからダウンロードできます。Maven を使用する場合は、次のコードをプロジェクトの pom.xml ファイルに追加する必要があります。
<repositories>
<repository>
<id>com.e-iceblue</id>
<name>e-iceblue</name>
<url>https://repo.e-iceblue.com/nexus/content/groups/public/</url>
</repository>
</repositories>
<dependencies>
<dependency>
<groupId>e-iceblue</groupId>
<artifactId>spire.doc</artifactId>
<version>10.12.2</version>
</dependency>
</dependencies>
Word にビルトインドキュメントのプロパティを追加する
ビルトインドキュメントのプロパティ(標準ドキュメントのプロパティとも呼ばれる)は、名前と値で構成されています。Microsoft Word によって事前定義されているため、プロパティの名前を設定または変更することはできませんが、値を設定または変更することはできます。次に、Spire.Doc for Java を使用して Word にプロパティの値を設定する具体的な手順を示します。
- Document クラスのインスタンスを初期化します。
- Document.loadFromFile() メソッドを使用して Word ドキュメントをロードします。
- Document.getBuiltinDocumentProperties() メソッドを使用して、ドキュメントのビルトインのプロパティにアクセスします。
- BuiltinDocumentProperties クラスが提供する setTitle() と setSubject() および setAuthor() などのメソッドを使用して、タイトル、サブジェクト、作成者など、特定のプロパティの値を設定します。
- Document.saveToFile() メソッドを使用して結果ドキュメントを保存します。
- Java
import com.spire.doc.BuiltinDocumentProperties;
import com.spire.doc.Document;
import com.spire.doc.FileFormat;
public class AddBuiltinDocumentProperties {
public static void main(String []args) throws Exception {
//Documentインスタンスを作成する
Document document = new Document();
//Wordドキュメントをロードする
document.loadFromFile("Sample.docx");
//ドキュメントのビルトインのプロパティにアクセスする
BuiltinDocumentProperties standardProperties = document.getBuiltinDocumentProperties();
//特定のプロパティの値を設定する
standardProperties.setTitle("ドキュメントのプロパティを追加する");
standardProperties.setSubject("Javaの例");
standardProperties.setAuthor("James");
standardProperties.setCompany("Eiceblue");
standardProperties.setManager("Michael");
standardProperties.setCategory("チュートリアル");
standardProperties.setKeywords("Java, Word, ドキュメントのプロパティ");
standardProperties.setComments("この記事ではドキュメントのプロパティを追加する方法を示します。");
//結果ドキュメントを保存する
document.saveToFile("AddStandardDocumentProperties.docx", FileFormat.Docx_2013);
}
}
Word にカスタムドキュメントのプロパティを追加する
カスタムドキュメントのプロパティは、作成者またはユーザーによって定義できます。このプロパティには、名前と値とデータ型が含まれている必要があります。データ型は、「テキスト」、「数値」、「はい/いいえ」、「日付」の4つのタイプのいずれかになります。次に、Spire.Doc for Java を使用して Word に異なるデータ型のカスタムドキュメントプロパティを追加する具体的な手順を示します。
- Document クラスのインスタンスを初期化します。
- Document.loadFromFile() メソッドを使用して Word ドキュメントをロードします。
- Document.getCustomDocumentProperties() メソッドを使用して、ドキュメントのカスタムプロパティにアクセスします。
- CustomDocumentProperties.add(String, Object) メソッドを使用して、Word に異なるデータ型のカスタムドキュメントプロパティを追加します。
- Document.saveToFile() メソッドを使用して結果ドキュメントを保存します。
- Java
import com.spire.doc.CustomDocumentProperties;
import com.spire.doc.Document;
import com.spire.doc.FileFormat;
import java.util.Date;
public class AddCustomDocumentProperties {
public static void main(String []args) throws Exception {
//Documentインスタンスを作成する
Document document = new Document();
//Wordドキュメントをロードする
document.loadFromFile("Sample.docx");
//ドキュメントのカスタムのプロパティにアクセスする
CustomDocumentProperties customProperties = document.getCustomDocumentProperties();
//Wordに異なるデータ型のカスタムドキュメントプロパティを追加する
customProperties.add("番号", 1);
customProperties.add("権限を授ける", true);
customProperties.add("権限付与者", "John Smith");
customProperties.add("日付",new Date().toString());
//結果ドキュメントを保存する
document.saveToFile("AddCustomDocumentProperties.docx", FileFormat.Docx_2013);
}
}
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