Word では、透かしは背景に置くことができる半透明のテキストや画像です。この機能は通常、ドキュメント内の重要な内容を強調するために使用されます。例えば、内容が機密であることや下書きであることをユーザーに思い出させるために使用することができます。または、ドキュメントに会社のロゴを含む透かしを追加することもできます。この記事では、Spire.Doc for C++ を使用して C++ で Word 文書にテキストまたは画像の透かしを挿入する方法について説明します。
Spire.Doc for C++ をインストールします
Spire.Doc for C++ をアプリケーションに組み込むには、2つの方法があります。一つは NuGet 経由でインストールする方法、もう一つは当社のウェブサイトからパッケージをダウンロードし、ライブラリをプログラムにコピーする方法です。NuGet 経由のインストールの方が便利で、より推奨されます。詳しくは、以下のリンクからご覧いただけます。
Spire.Doc for C++ を C++ アプリケーションに統合する方法
Word にテキストの透かしを挿入する
Spire.Doc for C++ はテキスト透かしを表す TextWatermark クラスを提供します。透かしの内容と外観は、その下の方法で設定できます。テキスト透かしを作成したら、Document->SetWatermark() メソッドを使用してドキュメントに適用できます。以下に詳細な手順を示します。
- Document オブジェクトを作成します。
- Document->LoadFromFile() メソッドを使用して Word ファイルをロードします。
- TextWatermark オブジェクトを作成します。
- TextWatermark オブジェクトの下にある方法を使用して、透かしの内容と外観を設定します。
- Document->SetWatermrak() メソッドを使用して、ドキュメントにテキスト透かしを適用します。
- Document->SaveToFile() メソッドを使用してドキュメントを保存します。
- C++
#include "Spire.Doc.o.h";
using namespace Spire::Doc;
using namespace Spire::Common;
using namespace std;
int main() {
//Documentオブジェクトを作成する
Document* document = new Document();
//Word をロードする
document->LoadFromFile(L"sample.docx");
//TextWatermarkオブジェクトを作成する
TextWatermark* txtWatermark = new TextWatermark();
//テキスト透かしの内容と書式を設定する
txtWatermark->SetText(L"E-ICEBLUE");
txtWatermark->SetFontSize(40);
txtWatermark->SetSemitransparent(90);
txtWatermark->SetFontName(L"Calibri");
txtWatermark->SetColor(Color::GetBlue());
txtWatermark->SetLayout(WatermarkLayout::Diagonal);
//テキスト透かしをドキュメントに適用する
document->SetWatermark(txtWatermark);
//ドキュメントを保存する
document->SaveToFile(L"TextWatermark.docx", FileFormat::Docx2013);
document->Close();
delete document;
}
Word に画像の透かしを挿入する
同様に、PictureWatermark クラスを使用して画像透かしを作成することもできます。作成後、Document->SetWatermark() メソッドを使用して Word ドキュメントに適用できます。以下に詳細な手順を示します。
- Document オブジェクトを作成します。
- Document->LoadFromFile() メソッドを使用して Word ファイルをロードします。
- PictureWatermark オブジェクトを作成します。
- PictureWatermark オブジェクトの下にあるメソッドを使用して、透かしの画像と外観を設定します。
- Document->SetWatermrak() メソッドを使用して、ドキュメントに画像の透かしを適用します。
- Document->SaveToFile() メソッドを使用してドキュメントを保存します。
- C++
#include "Spire.Doc.o.h";
using namespace Spire::Doc;
using namespace Spire::Common;
using namespace std;
int main() {
//Documentオブジェクトを作成する
Document* document = new Document();
//Word ファイルをロードする
document->LoadFromFile(L"sample.docx");
//PictureWatermarkオブジェクトを作成する
PictureWatermark* pictureWatermark = new PictureWatermark();
//透かしの画像を指定する
pictureWatermark->SetPicture(Image::FromFile(L"image.png"));
pictureWatermark->SetScaling(100);
pictureWatermark->SetIsWashout(false);
//画像透かしをドキュメントに適用する
document->SetWatermark(pictureWatermark);
//ドキュメントを保存する
document->SaveToFile(L"ImageWatermark.docx", FileFormat::Docx2013);
document->Close();
delete document;
}
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