行の高さや列の幅を調整することで、スプレッドシートでのデータの表示を最適化できます。大きなデータセットを扱う場合でも、レポートを作成する場合でも、これらの寸法をカスタマイズすることで、情報を明確かつ簡潔に表示することができます。Excel ワークブックには、手動調整や自動フィットオプションなど、行の高さや列の幅を変更する方法がいくつか用意されています。
この記事では、Spire.XLS for Java ライブラリを使用して、Excel ワークシートの行の高さと列の幅をプログラムで変更する方法について説明します。
Spire.XLS for Java をインストールします
まず、Spire.XLS for Java を Java プロジェクトに追加する必要があります。JAR ファイルは、このリンクからダウンロードできます。Maven を使用する場合は、次のコードをプロジェクトの pom.xml ファイルに追加する必要があります。
<repositories>
<repository>
<id>com.e-iceblue</id>
<name>e-iceblue</name>
<url>https://repo.e-iceblue.com/nexus/content/groups/public/</url>
</repository>
</repositories>
<dependencies>
<dependency>
<groupId>e-iceblue</groupId>
<artifactId>spire.xls</artifactId>
<version>14.5.1</version>
</dependency>
</dependencies>
特定の行と列の高さと幅を変更する
Spire.XLS for Java には、ワークシート内の特定の行の高さと特定の列の幅を調整するための Worksheet.setRowHeight() メソッドと Worksheet.setColumnWidth() メソッドが用意されています。以下は、このタスクを実行するための詳細な手順です。
- Workbook オブジェクトを作成します。
- Workbook.loadFromFile() メソッドを使用して Excel ドキュメントをロードします。
- Workbook.getWorksheets().get() メソッドを使用して、ワークブックから特定のワークシートを取得します。
- Worksheet.setRowHeight() メソッドを使用して、特定の行の高さを変更します。
- Worksheet.setColumnWidth() メソッドを使用して、特定の列の幅を変更します。
- Workbook.saveToFile() メソッドを使用してワークブックを保存します。
- Java
import com.spire.xls.ExcelVersion;
import com.spire.xls.Workbook;
import com.spire.xls.Worksheet;
public class SetRowHeightAndColumnWidth {
public static void main(String[] args) {
// Workbookオブジェクトを作成する
Workbook workbook = new Workbook();
// Excel文書をロードする
workbook.loadFromFile("サンプル.xlsx");
// 特定のワークシートを取得する
Worksheet worksheet = workbook.getWorksheets().get(0);
// 選択した行の高さを20に設定する
worksheet.setRowHeight(1,20);
// 選択した列の幅を30に設定する
worksheet.setColumnWidth(4, 30);
// ファイルに保存する
workbook.saveToFile("output/高さと幅の変更.xlsx", ExcelVersion.Version2016);
// リソースを解放する
workbook.dispose();
}
}
すべての行と列の高さと幅を変更する
ワークシート内のすべての行と列の行の高さと列の幅を変更するには、Worksheet.setDefaultRowHeight() メソッドと Worksheet.setDefaultColumnWidth() メソッドを使用します。以下に詳細な手順を示します。
- Workbook オブジェクトを作成します。
- Workbook.loadFromFile() メソッドを使用して Excel ドキュメントをロードします。
- Workbook.getWorksheets().get() メソッドを使用して、ワークブックから特定のワークシートを取得します。
- すべての行の高さを変更するには、Worksheet.setDefaultRowHeight() メソッドを使用します。
- すべての列の幅を変更するには、Worksheet.setDefaultColumnWidth() メソッドを使用します。
- Workbook.saveToFile() メソッドを使用してワークブックを保存します。
- Java
import com.spire.xls.ExcelVersion;
import com.spire.xls.Workbook;
import com.spire.xls.Worksheet;
public class SetRowHeightColumnWidthForAll {
public static void main(String[] args) {
// Workbookオブジェクトを作成する
Workbook workbook = new Workbook();
// Excel文書をロードする
workbook.loadFromFile("サンプル.xlsx");
// 特定のワークシートを取得する
Worksheet worksheet = workbook.getWorksheets().get(0);
// デフォルトの行の高さを18に設定する
worksheet.setDefaultRowHeight(18);
// デフォルトの列の幅を15に設定する
worksheet.setDefaultColumnWidth(15);
// ファイルに保存する
workbook.saveToFile("output/すべての高さと幅の変更.xlsx", ExcelVersion.Version2016);
// リソースを解放する
workbook.dispose();
}
}
特定の行と列の高さと幅を自動的に調整する
ワークシートの特定の行や列の内容に合わせて行の高さや列の幅を自動的に調整するには、Worksheet.autoFitRow() メソッドと Worksheet.autoFitColumn() メソッドを使用します。行の高さと列の幅を自動調整する手順は以下のとおりです。
- Workbook オブジェクトを作成します。
- Workbook.loadFromFile() メソッドを使用して Excel ドキュメントをロードします。
- Workbook.getWorksheets().get() メソッドを使用して、ワークブックから特定のワークシートを取得します。
- Worksheet.autoFitRow() メソッドを使用して、特定の行の高さを自動的に調整します。
- Worksheet.autoFitColumn() メソッドを使用して、特定の列の幅を自動的に調整します。
- Workbook.saveToFile() メソッドを使用してワークブックを保存します。
- Java
import com.spire.xls.ExcelVersion;
import com.spire.xls.Workbook;
import com.spire.xls.Worksheet;
public class AutoFitRowHeightAndColumnWidth {
public static void main(String[] args) {
// Workbookオブジェクトを作成する
Workbook workbook = new Workbook();
// Excel文書をロードする
workbook.loadFromFile("サンプル.xlsx");
// 特定のワークシートを取得する
Worksheet worksheet = workbook.getWorksheets().get(0);
// 最初の行の高さを自動調整する
worksheet.autoFitRow(1);
// 2番目の列の幅を自動調整する
worksheet.autoFitColumn(2);
// ドキュメントを保存する
workbook.saveToFile("output/高さと幅の自動調整.xlsx", ExcelVersion.Version2016);
// リソースを解放する
workbook.dispose();
}
}
セル範囲の高さと幅を自動的に調整する
ワークシートの特定のセル範囲内で行の高さと列の幅を自動的に調整するには、それぞれ CellRange.autoFitRows() メソッドと CellRange.autoFitColumns() メソッドを使用します。以下はその詳細な手順です。
- Workbook オブジェクトを作成します。
- Workbook.loadFromFile() メソッドを使用して Excel ドキュメントをロードします。
- Workbook.getWorksheets().get() メソッドを使用して、ワークブックから特定のワークシートを取得します。
- Worksheet.getCellRange() メソッドを使用してセル範囲を取得します。
- CellRange.autoFitRow() メソッドを使用して、範囲内の行の高さを自動的に調整します。
- CellRange.autoFitColumn() メソッドを使用して、範囲内の列幅を自動的に調整します。
- Workbook.saveToFile() メソッドを使用してワークブックを保存します。
- Java
import com.spire.xls.CellRange;
import com.spire.xls.ExcelVersion;
import com.spire.xls.Workbook;
import com.spire.xls.Worksheet;
public class AutoFitInRange {
public static void main(String[] args) {
// Workbookオブジェクトを作成する
Workbook workbook = new Workbook();
// Excel文書をロードする
workbook.loadFromFile("サンプル.xlsx");
// 特定のワークシートを取得する
Worksheet worksheet = workbook.getWorksheets().get(0);
// 使用されている範囲を取得する
CellRange cellRange = worksheet.getAllocatedRange();
// または、特定のセル範囲を取得することもできます
// CellRange cellRange = worksheet.getCellRange(1,1,6,4)
// 範囲内の行と列を自動調整する
cellRange.autoFitRows();
cellRange.autoFitColumns();
// ドキュメントを保存する
workbook.saveToFile("output/セル範囲の高さと幅の自動調整.xlsx", ExcelVersion.Version2016);
// リソースを解放する
workbook.dispose();
}
}
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