Excel のワークブックは、1 つ以上のワークシートで構成され、それぞれのワークシートは独立しています。既存の Excel ファイルを操作する場合や、新しいファイルをゼロから作成する場合でも、必要に応じてワークシートを追加することで、データの管理や分析がしやすくなります。本記事では、Spire.XLS for Python を使用して、プログラムから Excel ファイルにワークシートを追加する方法を解説します。 既存の Excel ファイルにワークシートを追加する 新規 Excel ファイルにワークシートを追加する 複数のワークシートを新規 Excel ファイルに追加する Spire.XLS for Python のインストール この操作には、Spire.XLS for Python と plum-dispatch v1.7.4 が必要です。これらは、Spire.XLS for Python の公式ウェブサイトから手動でダウンロードするか、以下の pip コマンドでインストールできます。 pip install Spire.XLS 既存の Excel ファイルにワークシートを追加する Spire.XLS for Python では、Workbook.Worksheets.Add(sheetName) メソッドを使って、既存の Excel ファイルに新しいワークシートを追加できます。以下の手順で実装できます: Workbook クラスのオブジェクトを作成します。 Workbook.LoadFromFile() メソッドで Excel ファイルを読み込みます。 Workbook.Worksheets.Add(sheetName) メソッドを使って新しいワークシートを追加します。 Worksheet.Range[cellName].Text プロパティで、セルA1にテキストを追加します。 Workbook.SaveToFile() メソッドで結果ファイルを保存します。 Python from spire.xls import Workbook inputFile = " Sample.xlsx" outputFile = "output/ワークシートの追加.xlsx" # Workbook クラスのオブジェクトを作成します workbook = Workbook() # Excel ファイルをディスクから読み込みます workbook.LoadFromFile(inputFile) # 新しいワークシートをこのファイルに追加します sheet = workbook.Worksheets.Add("新しいシート") # A1 セルに目的のテキストを追加します sheet.Range.get_Item("A1").Text = "これは新しく追加されたシートです。" # 結果ファイルを保存します workbook.SaveToFile(outputFile) workbook.Dispose() 新規 Excel ファイルにワークシートを追加する 既存ファイルだけでなく、新規作成した Excel ファイルにもワークシートを追加できます。新規ファイルにはデフォルトのワークシートが含まれているため、まず Workbook.Worksheets.Clear() メソッドでそれを削除してから、新しいシートを追加します。手順は以下の通りです: Workbook クラスのオブジェクトを作成します。 Workbook.Worksheets.Clear() メソッドで既定のワークシートを削除します。 Workbook.Worksheets.Add(sheetName) メソッドで新しいワークシートを追加します。 Worksheet.Range[cellName].Text プロパティで、セルA1にテキストを追加します。 Workbook.SaveToFile() メソッドでファイルを保存します。 Python from spire.xls import Workbook, ExcelVersion outputFile = "output/ワークシートの追加.xlsx" # Workbook クラスのオブジェクトを作成します workbook = Workbook() # 既定のシートをクリアします workbook.Worksheets.Clear() # 新しいファイルにワークシートを追加します sheet = workbook.Worksheets.Add("新しいシート") # A1 セルに目的のテキストを追加します sheet.Range.get_Item("A1").Text = "これも新しく追加されたワークシートである。" # 結果ファイルを保存します workbook.SaveToFile(outputFile, ExcelVersion.Version2016) workbook.Dispose() 複数のワークシートを新規 Excel ファイルに追加する 複数のワークシートを一括で新規 Excel ファイルに追加したい場合は、Workbook.CreateEmptySheets(sheetCount) メソッドを使用します。以下のように実装できます: Workbook クラスのオブジェクトを作成します。 Workbook.CreateEmptySheets(sheetCount) メソッドで、任意の数のワークシートを追加します(例:3シート)。 追加した各ワークシートに対してループ処理を行い、Worksheet.Range[cellName].Text プロパティでセルA1にテキストを追加します。 Workbook.SaveToFile() メソッドで結果ファイルを保存します。 Python from spire.xls import Workbook, ExcelVersion outputFile = "output/ワークシートの追加.xlsx" # Workbook クラスのオブジェクトを作成します workbook = Workbook() # このファイルに 3 枚のシートを追加します sheetCount = 3 workbook.CreateEmptySheets(sheetCount) # 追加されたワークシートをループ処理します for i in range(sheetCount): # 各ワークシートの A1 セルにテキストを追加します sheet = workbook.Worksheets[i] sheet.Range["A1"].Text = "これはSheet{} です。".format(i+1) # 結果ファイルを保存します workbook.SaveToFile(outputFile, ExcelVersion.Version2016) workbook.Dispose() 一時ライセンスを申請する 結果ドキュメントから評価メッセージを削除したい場合、または機能制限を取り除く場合は、についてこのメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。 にお問い合わせ、30 日間有効な一時ライセンスを取得してください。